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学会長挨拶

第30 回福岡県作業療法学会
学会長 武谷 秀一
(社会医療法人青洲会 福岡青洲会病院)


このたび、第30 回福岡県作業療法学会を2027 年3 月7 日(日)、九州大学医学部百年講堂において開催する運びとなりました。皆様をお迎えできることを、心よりうれしく思います。本学会のテーマは、「シン・未来」―作業療法の「真」価と、「新」たな可能性―としました。社会が大きく変化し、作業療法に求められる役割も多様化する今だからこそ、作業療法とは何か、これからどこへ向かうのかを改めて考えたいと思います。

作業療法士は、「作業・活動」を通して人の生活や人生に関わる専門職です。一人ひとりの経験や思い、その人だけの物語に寄り添い、意味のある作業を通してその人らしい生活を支えることに、本質があると考えています。一方で、テクノロジーの発展は、新たな実践の可能性を広げています。これまで大切にしてきた価値と新しい発想が交わることで、作業療法の未来はさらに豊かになるのではないでしょうか。


本学会の「シン」には、五つの意味を込めています。


「真」―作業療法の本質と価値を見つめ直す。
「新」―新たな実践や可能性を創造する。
「進」―専門職として社会とともに進化し続ける。
「深」―人の生活や人生に深く関わる専門性を追求する。
「心」―人の思いに寄り添い、意味ある時間と未来をともに紡ぐ。


大切にする「シン」は、一人ひとり違ってよいと思います。日々の実践を深めることも、新たな領域へ踏み出すことも、それぞれの「シン・未来」につながります。本学会では、ぜひ職場の外へ、領域の外へ、そして自分の考え方の外へ一歩踏み出してみてください。人との出会いを通して、異なる経験や視点が重なったとき、自分なりの「シン」が見えてくるかもしれません。

あなたにとっての「シン」の作業療法とは何でしょうか。

その答えを探す一日を、ぜひ私たちとともに歩んでいきましょう。記念すべき第30 回の学会が、それぞれの「シン」の出会いを通じて、まだ見ぬ未来を切り拓くきっかけとなり、皆様にとって実り多い機会となることを願っております。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

第30 回福岡県作業療法学会
学会長 武谷 秀一