タイトル
臨床教育者に必要なこと
講演内容
指定規則改定により,臨床実習の形態は診療参加型へ変わることになります.診療参加型臨床実習の目的は「実際の作業療法場面に参加し,そこで遭遇する問題を自ら主体的に解決していくことで,問題解決能力を身につけ,生涯学習者として作業療法に必要な知識・技術・態度を継続的に学ぶ力を養う」ことです.学生が主体的に学ぶためには,単なる臨床教育者の知識を注入するのではなく,経験とリフレクション(振り返り)が重要となります.よって,診療参加型臨床実習に限らず,生涯学び続ける専門職を育成するためにも,構成主義的学習論の理解が必要となります.この講演では成人教育論,構成主義的学習論の観点から,これからの臨床教育者に必要なことについてお話ししたいと思います.
経歴
1990年 聖マリアンナ医科大学病院
1996年 茨城県立医療大学助手,同附属病院
2001年 日本福祉リハビリテーション学院
2008年 現
講師:三崎一彦(みさきかずひこ)
所属:社会福祉法人恩賜財団 済生会支部 済生会小樽病院
リハビリテーション室 作業療法課 課長
認定作業療法士