こちらの講演は学会前にオンデマンド配信が予定されています。
Web配信期間(閲覧できる期間):令和7年2月上旬~令和7年3月末まで
※参加登録された方はこの期間内のご都合がよい時間にいつでも視聴が可能です。
タイトル
「”働きたい”をカタチに 〜就労移行支援事業所における作業療法士の役割〜」
講師
萩原 敦 Hagihara Atsushi
特定非営利活動法人クロスジョブ クロスジョブ福岡(就労移行支援事業)
講演内容
NPO法人クロスジョブは、障害のある方が一般企業で働くことを支援する就労移行支援事業を行っています。精神疾患、発達障害、高次脳機能障害など、様々な障害を持つ18歳から65歳の方を対象に、就職活動から定着までをサポートしています。
企業で働くためには、身体機能だけでなく、対人スキルや周囲の環境など、多様な要素を考慮した総合的な評価が必要です。そのため、医学的な視点だけでなく、社会的な視点も重要であり、様々な機関と連携しながら支援を行っています。
就職活動では、企業に貢献できることをアピールすることが大切です。利用者様のこれまでの経験や、障害があってもどのように工夫すれば力を発揮できるのかを整理し、伝えることが求められます。この自己整理は、利用者様にとって大きな成長・飛躍の機会になると考えています。
作業療法士は、ICFモデルに基づき、利用者様の強みや環境を評価し、幅広い視点からアセスメントを行います。病院勤務時代での経験から、私は作業療法士の役割について深く考えさせられました。しかし、クロスジョブで働く中で、退院後の社会生活の難しさや、利用者様一人ひとりの多様なニーズを目の当たりにし、作業療法士の役割の重要性を改めて認識しました。利用者様から多くのことを学ばせて頂きながら、日々仕事に励んでいます。毎日とても刺激的で、やりがいを持って働かせて頂いています。
今回の発表では、具体的な支援事例を交えて、私たちの活動についてお話しできればと考えています。是非、動画をご視聴ください。よろしくお願い致します。