こちらの講演はオンデマンド配信が予定されています。
Web配信期間(閲覧できる期間):令和6年2月5日㈪~令和6年2月12日㈪ 16:00まで
※参加登録された方はこの期間内のご都合がよい時間にいつでも視聴が可能です。
タイトル
「難病がくれた宝物」
プロフィール
落水 洋介 Ochimizu Yosuke
株式会社PLS代表
1982年生まれ、北九州市出身。
幼少よりサッカーをしており、小学生時代は日本代表にも選出されたFW大久保嘉人選手とともに北九州市の選抜チームでプレーしていました。
社会人になり自然素材の化粧品メーカーで営業・商品開発を経験。
2013年にPLS(原発性側索硬化症)を発症、少しずつ身体・手足・口が動かなくなっており、数年後には寝たきりになってしまう病気。現在は電動車椅子にて活動中。
2022年に株式会社PLSを設立し、多様性を認め合い、支え合える社会を作るため、講演会や企業活動を行っています。
突然寝たきりになる難病になってしまった私が、どん底を経験しながらも「今が一番幸せ」と言えるのはなぜなのか?具体的に誰でも実践できて、日常を誰もが楽しめるように。今を大切に今を楽しく過ごしていただくためにお話しさせていただきます。
また、私が障害者になったことで初めて分かった、障害者や高齢者、その他様々な特性を持たれている方との接し方や向き合い方、福祉機器や装具とデザインなど。
小学生からご高齢の方、場所に応じて内容や形式はご相談ください。教科書にのっているものではなく、私がすべて経験して感じたことなどをお伝えします。
〈掲載文章〉
『原発性側索硬化症という100万人に1人の難病と生きる男。北九州を中心に学校へ、地域の職業人と一緒にキャリア教育の講師や、学校や企業での講演活動やライブイベントへの出演など精力的に活動をされています。また、熊本地震後、ボランティアに参加し、被災地支援を行っておられます。
病気をしたけど今が一番幸せ。夢をもつこと。楽しく生きるなど語るテーマは様々だが力強い彼の言葉は多くの人の心を動かしはじめています。Amazonから電子書籍「難病がくれた宝物」を発売し2部門で1位を獲得、続編として発売した「難病という翼を得て」は3部門で1位を獲得しました。』
講演内容
専門:障がい当事者
現職:株式会社PLS代表
全国での講演会・医療福祉事業所の広報・子ども食堂・グリーンバード(地域の清掃活動)・フリースペースやレンタルスペースの運営・イベント出店など
医療福祉の駆け込み寺であり情報発信基地にすることを中心に株式会社を運営している
難病になった私は「今が一番幸せ」です。最初病気が分かった時はお先真っ暗でしたが今は違うんです。今は小さなことや些細なことや今まで当たり前に感じていたことに『ありがとう』と感謝できる。例えば、普通に歩けたことも本当にありがたかったなって思えるのです。本当に友達が会いにきてくれただけで嬉しいし楽しいし「ありがとう」って心から感謝ができるんです。僕は病気になっていろんなことを失いました。でも失ったことではじめて今まで当たり前だったことに感謝ができるようになったんです。難病になった現状を嘆いても変わらない。「前向きは技術」。笑顔でいる、そう決めて実行していたら僕の中で小さなありがとうがどんどん増えてきて、気づいたら何気ない日常が『わー!うれしい!わー!ありがとう!』って感謝に溢れてきて、そしたらそれだけで幸福感に包まれて幸せだなあって思えてきたんです。思い込みを変え感謝ができる心さえあればどんな状況でも、例えば私のような難病になっても人はいつでも幸せになることができる
んだって実感したんです。病気でも何歳になっても、夢は持てるしチャレンジはできる。実際に今夢をたくさん叶えることができています。誰が見てもどん底に思える私が実践している、自己肯定感の高め方や、支え合う楽しさ、前向きな思考方法、人と比べるのではなく自分の幸せをしっかり見つめて手に入れる方法などをお伝えしています。病気になり絶望して、死ぬことしか選択肢になかったあの頃の自分を救うことができれば、多くの人の助けになるのでは?と思い、いつまで話せるかわからないこの口を使い、全国講演会でお伺いしています。あとは、夢がありすぎるのでひとつずつこの身体で叶えていきます。