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Web配信期間(閲覧できる期間):令和6年2月5日㈪~令和6年2月12日㈪ 16:00まで
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タイトル

「地域における作業療法の可能性」


質疑応答

 

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プロフィール

中村 義雄 Nakamura Yoshio

北九州市議会議員 議会運営委員長

〈略歴〉
・昭和39年5月12日生まれ
・作業療法士(リハビリの専門職)
・徳香幼稚園、横代小学校、横代中学校、小倉南高校を経て国立療養所福岡東病院附属リハビリテーション学院作業療法学科を卒業(作業療法士免許取得)
・民間医療機関で作業療法士として7年間勤務
・1993年▲北九州市役所に入職(10年間勤務)
・2003年▲小倉リハビリテーション学院開設 作業療法学科 教務部長
・2005年1月▲北九州市議会議員選挙に挑戦、初当選 現在5期連続当選

〈議会での役職及び実績〉
1期目▲自民市民クラブ政調会長/保健病院委員長
2期目▲議員定数削減の直接請求実施
3期目▲議員定数削減実現(4人削減)
4期目▲経済港湾委員長/予算特別委員長/ハートフル北九州幹事長
5期目▲北九州空港機能強化・利用促進特別委員長/議会運営委員長

〈議会以外での役職〉
・北九州市ソフトボールスポーツ少年団顧問/小倉南北少年ソフトボール連盟顧問/
・北九州市小学生バレーボール協議会会長/小倉南北小学生バレーボール連盟顧問/
・小倉区剣道連盟顧問/医療法人評議員/劇団青春座俳優・顧問/
・北九州市食品衛生協会顧問/勝山足立ライオンズクラブ会員/
・小倉北美術連盟顧問/(公社)福岡県作業療法協会顧問/
・小倉北消防団第3分団顧問/足原校区まちづくり協議会副会長/
・足原校区自治連合会顧問/足立北町内会長/社会福祉法人理事/
・NPO 法人理事/第64代小倉高校野球部父母会長/保護司/
・詩吟朗詠錦城会会員/


講演内容

私は作業療法士の資格を取得後、民間病院で7年(内訪問リハビリテーション3年)、市役所10年、リハビリ専門学校教員2年勤務し、市議会議員としては5期19年目です。働くフィールドを医療から行政、政治と変えてきました。

また地域の一員としては小学校区の地域の代表(まちづくり協議会会長、自治連合会会長、社会福祉協議会副会長、町内会長)、保護司、PTA会長、小学生スポーツ団体の会長や顧問等を担ってきました。

その中で作業療法が地域の中で活躍できる場はたくさんあると感じています。

作業療法の特色はなんといっても医療職であるということです。地域の中で医療の知識や経験は様々なとことで求められます。私が議員として相談を受ける内容の8〜9割は病気になった時の医療機関の紹介や介護が必要になった時の介護サービスや施設の紹介です。作業療法士が当たり前に理解している情報や経験が初めて病気になった方にとっては不安解消に繋がります。

またストレッチや膝や腰等の疼痛へのアドバイス等、身体的な知識はスポーツ関連や高齢者支援へ有用です。

医療の中でも作業療法士が重点的に学ぶ精神科の知識は更に役に立ちます。地域ではいろいろな方がいろいろなことで悩んでいます。この悩みを整理するのに精神科で学んだことがとても役に立ちます。集団を客観的に見て分析できることも地域の会議やトラブル解決時に役に立ちます。 今回のテーマである「地域と作業療法の共存」はたくさんの切り口で可能です。

しかし、条件があるかもしれません。それは作業療法士が人としての関わりを医療機関や福祉施設等の職場に限定せず、町内会活動や子どもの習い事、自分の趣味等、いろいろなことに関わる経験をもつこと、そして医療や福祉以外の視野を広げることだと思います。

私は医療機関から市役所に転職して自分がいかに狭い視野しかなかったかに気づき、市議会議員になって更に感じました。医療の中で働いていた時には気づきませんでした。

今回テーマである「ともにふれる」がまさにこれからの作業療法士に求められることかもしれませんね。

まず、出て行きましょう!交流しましょう!そしてやってみましょう!