こちらの講演は動画配信が予定されておりません。
※対面開催のみ(会場限定)で講演が行われます。


 
タイトル

「研究活動を進めるためのひと工夫」
 


 
プロフィール

長城 晃一 Nagaki Koichi

所属:福岡大学医学部 脳神経内科学教室
職位:助教
学位:博士(医学)
資格:作業療法士、認定作業療法士

〈講師略歴〉
福岡大学大学院医学研究科にて学位取得。前職の北九州市役所を経て、2021年より福岡大学医学部助教に着任。現在に至る。
専門分野は、パーキンソン病における非運動症状、在宅医療、情報通信技術を取り入れた支援など。

〈社会的活動〉
・日本作業療法士協会 学術部 学術誌「作業療法」査読委員
・福岡県作業療法協会 教育部 担当理事
・日本パーキンソン病・運動障害疾患学会「 多職種の集い」委員
・北九州パーキンソン病リハビリテーション研究会 世話人

〈直近の主な業績〉
・ Nagaki, K., et al. (2023). Impact of Parkinson's disease on caregiver quality of life in Japan. Mov Disord Clin Pract, 10(4), 658-663.
・ Nagaki, K., et al. (2023). Association between physical activity and health literacy inpatients with Parkinson's disease: An online web survey. BMC Neurol, 23:403.
・ 長城 晃一, 他. (2023). 神経難病と作業療法オーバービュー: パーキンソン病のリハビリテーションを中心に. 作業療法ジャーナル, 57(6), 550-555. 他


講演内容

「研究に興味はあるけど、何から始めて良いのかわからない」「研究は難しい」「忙しすぎて、研究意欲が下がる」。このように感じている療法士は多いのではないか。

研究活動は全ての療法士がする必要があるわけではないが、専門職である以上、研究から得られた知見を活用する責務は存在する。しかし、多くの作業療法士は、臨床現場での業務や家庭生活に日々追われ、研究に必要な知識の習得はむろん、研究活動に割く時間が取れない状況である。

本講演では、臨床における研究活動の効率的な進め方から、いかに目標とする学会発表や論文採択までを達成するか、そして原動力をどのように保つのかといった観点から、演者の過去の経験を交えながら聴講者がスモールステップを踏めるような手段や手筈を紹介したい。本講演を通じて今後の研究活動に触れるきっかけとなれば幸いである。